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マヨネーズから鶏の遺伝子はでる?

シリーズ:ちょっと測ってみました

マヨネーズから鶏の遺伝子はでる?

マヨネーズの原料はどんなものを使用しているのでしょうか…?
ニワトリの卵黄や植物油、そして酢を原料にしたドレッシングのようですが、本当にニワトリの卵黄を使用しているのか、ふと疑問に思います。
その疑問を解決するために、ニワトリ遺伝子の含有をモバイルPCR装置で調べてみました。
また、マヨネーズをモバイルPCR装置で検査することが可能なのかどうかも、調べてみました。

試料

マヨネーズ

前処理

マヨネーズ0.03gと純水100mLをボルテックスで2分撹拌
直後中心付近から1μL採取し試料とする

反応組成
μL 備 考 (終濃度)
酵素;KAPA 3G Plant(2.5U/μL) 0.4 1U/reaction
Buffer (×2) 8 x1
F-Primer:ニワトリ  (100μM)※1 0.1 600nM
R-Primer:ニワトリ  (100μM)※1 0.1 600nM
Probe:ニワトリ  (100μM)※1 0.03 200nM
FITC Probe(1μM) 3 188nM
MgCl2(25mM) 0.8 1.25mM
試料 1
PCR grade water 2.6

反応試料Total 16μL

プログラム
工程 温度 時間
初回変性 95℃ 15sec
アニーリング・伸長 63℃ 15sec 50cycle
変性 95℃ 3.5sec
結果

油分が混在する希釈したマヨネーズからでも鶏の遺伝子が検出できた。
この事から食品中の卵黄量をリアルタイムPCRで測定できると考えられる。

※1 プライマー・プローブ配列
Tm
Chicken-Primer F    5′-TCTGGGCTTAACTCTCATACTCACC-3′ (25mer) 65.6
Chicken-Primer R    5′-GGTTACTAGTGGGTTTGCTGGG-3′ (22mer) 65.6
Chicken-probe    5’Cy5-CATTCCTAACACTAGCCCTATTCTCC-3’BHQ3 (26mer) 70.3

(株)日本遺伝子研究所製
Tm値計算は最近接塩基法による。ただしプローブは日本遺伝子研究所様の計算法による。
参考論文:Tanabe et al., A Real-Time Quantitative PCR Detection Method for Pork, Chicken, Beef, Mutton, Horseflesh in Foods.
Biosci. Biotechnol. Biochem., 2007, 71(12), 3131-3135